竹細工を作る
竹細工(宮床箕)を作る 鈴木里子さん
 
 ★ まずどんな竹細工なんでしょう? ★
 
材料は「竹」と「桜皮」、「藤のつた」など、全て山にあるものだけで作ります。
だから、確保することがまず大事で大変な作業なんです。
箕と言うのは、古きには小豆などの穀物の殻と実を振り分ける農具のこと。
箕の応用で、かごやござも作っています。
 
 ★ どのような思いで箕作りを始めたのか? ★
 
代々受け継がれている宮床箕作りを見ている中で、初めはやっていなかったけれど、先代が作るのを辞めてからやりたくなり始めるようになりました。
元々何かを作ることが好きだったし、代々見てきて、道具もあったことから自然と入り込めました。
 
 ★ やっていて楽しいことは? ★
 
作品を通じて、好みが同じ人たちとの交流が増えたことです。中には逢ったこともないけれど、昔から知っているかのような人もいますよ。
 
 ★ 宮床のお勧めスポットは? ★
 
やっぱり、全国的に知られている歌人の原阿佐緒に関するものですかね。
 
 ★ 自分の作品に心がけていることは? ★
 
時代の変化で、用途も変わり、今では個人向けに作るようになっています。
数多く作れない代わりに、一個一個丁寧にということに心がけてます。
 
 
 
 
 ※ 箕作りの歴史のトリビア ※
 
宮床の箕作りは黒船の来航で時代が動き始めたころに始まったとされています。
幕府の財政難とともに全国諸藩も苦しめられていました。
もちろん仙台藩も例外ではなく、当時の伊達一門・宮床伊達家にも重くのしかかった問題であったとされます。
そこで、当時の武士が生活の足しにしようと始めたものが、宮床箕作りだったとされています。
故に、宮床の箕作りは武士の名残を受けてか、行儀良くお座りして作るという特徴があるのだそうです。
 
 ※ 補足トリビア ※
 
ちなみに、鈴木さんは他の地域で箕作りをしている方から「ずいぶん行儀良く座って作るこだ〜。」と言われたそうです。